タロットカードの意味を楽しく覚える! 『正義』編

正義とは、行ったことに対して公正な判断、裁きがくだされる事を示すカードです。
その判断・裁きとは秤を使って厳密に精査(せいさ・詳しく調べること)されます。それによってふさわしい結論を導き出してくれるのです。
目次
正義の世界観
行ったことに対しての裁きが行われ、決断が下されます。
私情(個人としての感情)無しの結果が出てくるのです。冷静に客観的にみることの大切さ、因縁果を示します。
正義のカードから読みとれる世界
右手に剣を持ち、左手に天秤を持った女性が座っています。
剣は、厳しさ・裁きを。
天秤は、公平さを示しています。
どんな物事もしっかりと公平に判断されます。どんな理由や事情があろうと
それも全てはかりにかけられ、精査されるのです。
あなたの行いと心の在り方が正しいときは、幕の後ろにある世界へと進むことができますが
あなたの行いと、心の在り方に偏りがあるとき、厳しい剣で裁きを受けるでしょう。
正義の前で嘘はつけません。全て見抜かれるのです。
正義が正位置で出た場合の意味
正義が正位置で出た場合の一般的な意味は
「正義・名誉・正しい結論・正しい判断・公平・契約・バランス」
という風になります。
自分の行った行動が正しく評価される場合が多いです。
正義が逆位置で出た場合の意味
そもそもの正義の世界観は変わりません。
「やったらやっただけのことが返ってくる。決断を下せる。結果が出る」事を示します。
ただし、逆位置の場合はその力が正しく発動しません。
- やったことに対しての釣合いが取れない結果が返ってくる
- 不平等や不公平
- 感情的になり理性が保てない
- バランスが崩れる
- 感情的になり、理性を保てない
- 厳しすぎて相手や自分を裁いてしまう(ジャッジする)
という風になります。このカードが出た時は、偏りがないか注意しましょう。
どうすれば正位置にすることができるかを考える
- 偏ってしまう原因は何か?
- どうして釣り合いが取れないのか?
- 感情的になっていないか?冷静になれるか?
- 厳しすぎはしないか?
などを考えると、解決への糸口が見つかってきます。
宝良的考察×正義×宇宙×メッセージ
正義は「物事はしたように成る。プラスのものはプラスに、マイナスのものはマイナスに。」という風に語ってくるような気がします。
正義は、言い訳やその人の都合などを一切考慮せず、心の声から全てを判断します。心では本当は嫌なのに、体裁を気にして行動していれば その通りの結果が下ります。反対に、心に正直に行った行動はしっかりと反映されます。
なので、一般的なキーワードでは「正しい結論・正しい判断・公認・決断」といったようなものが出てくるのでしょう。自分がした判断が正しければ、それ相応の結果がきちんと返ってくるということをです。
宇宙の法則も同じように、プラスを投げかければプラスとなって帰ってくるし、プラスを投げかけたつもりでも、心に向き合わず本音がズレていると思った結果は出てきません。相手を裁けば自分も裁かれる。ただそれだけのこと。
宇宙も正義も本当はシンプル。人の生き方も、本当はシンプルなんだと思います。
逆位置で出た場合
逆位置の場合は、正しく判断できないことを示します。持っている秤の均衡を失います。なのに、決断を下そうとしています。そのため、自分が正しい!間違っていない!と相手や状況を責めたり、感情的になって冷静さを欠いてしまったりします。そのため、一般的なキーワードでは「不正・モラルの欠如・偏見・不公平」となるのです。
正しくやれば しっかりと結果が出る時なのに、真実から目をそらし結果をだそうとしたために、こういう事柄が起きるのでしょう。
どうしてそのような状況が起きるのか?正義は一体何の偏りを教えてくれているのか?というのを内観することで、思い通りの結果にならない原因がわかってくるはずです。
「お前の言い訳などいらない。心の声に従うべきではないのか」という声が聞こえてきそうです。
他にもこういうパターンがあります。世間で売られているタロットの本を読んでみると、「あなたの実績が正しく評価されない」などと書いてある場合がありますが、それは 正しく言い換えると「正しく評価されていないから、評価されたいなら評価されるように工夫すること。」となります。
何かがおかしいから、正しく評価されないのです。
言いたいことはきちんと言えていますか?不安にフタをしていませんか?本音と建前で分けてはいませんか?それもすべて秤にかけられて、結果が出てくるのです。
試行錯誤して頑張っても正当に評価されないのならば、評価されるところに移動するだけ。もしもそこでも同じような出来事があれば、やはり原因は外ではなく自分の中にあります。
正義は有無を言わさないカード。行ったことが行った通り帰ってくる。望みとは違う、自分の不本意な結果が返ってきたのであれば どこが偏っていたのか?自分何をどうすれば良いのか?を考える機会を与えてくます。
起こる全ての出来事は、自分が引き寄せたものです。外からもたらされることなどありません。周りや環境は悪くないのです。そういう風に人生を捉えていないと なかなか読みが難しいカードかもしれませんね。
正義のジャッジって何か?
審判も「JUDGEMENT(ジャッジメント)」といいますが、正義の場合のジャッジは 「人を裁く」という意味合いで出てきます。よく逆位置のキーワードで「相手や自分を裁く」というのがそれですね。
〇〇しなければならない、こうでなければいけない。そうでないアイツや環境はおかしい!と自分の価値観の元に人や環境を裁きます。
実は私の若い頃(~20代前半までかな?)よくこの「正義」が逆位置で出てきていました。
正義の逆位置てなんだろう?「人を裁くって、何?私裁いてるかなぁ?」と思っていた当時の私を振り返ると、人を本当に裁きまくりで、自分で分かっていないという痛い子でした(´<_` )
可愛くなければだめ
努力しなければだめ
デブはダメ
完璧にできなければダメ
褒められたら、もっと頑張らなければダメ
そういう風に自分と人を裁いていたため
可愛くないのに 人気があるのはおかしい
努力してないのに、うまくいってるのはおかしい
太ってるのに彼氏がいるのはおかしい
完璧じゃないのに認められてるなんて、ズルしてるにちがいない
期待に応えられない人はおかしい
だから、可愛くないのに人気がある人は嫌い
努力してないのに、へらへらしている人はだいっきらい
太っているのに、お洒落してるなんてありえない
完璧じゃないのに認められているなんておかしい。私は絶対に認めない
期待に応えない人は最悪
と、自分の正義を振りかざし 人と自分をめっちゃめちゃに裁きまくっていました。
そんな当時の私は結局、
可愛くなる努力を精一杯するけど 自分も常に見られて批評されているような気がして 人の目が怖くなる。
努力しないとダメだと思うから、努力に努力を重ねる。ヘトヘトになる。そして メンタルバランスが崩れる。過食があったり感情の起伏が激しくなる。
太っているのはありえないと思うから、常に万年ダイエットを目指す。ガリガリになっても まだ太ってると思い込み健康に支障をきたす。
完璧じゃ無いとダメだと思うから、歪(いびつ)な自分を許せない。褒めてくれてもちっとも嬉しくない。お世辞でしょ?と思う。
期待に応え無いとダメだと思うから、自分がやりたくなくても常に「yes」と言ってしまう。そして頑張る。パンクする。
正義の言いたいことは
「人を裁けば、自分も裁かれる。実際に裁かれていなくても 裁かれていると思い込む」ということ。自分の自覚がなくても、どんな言い訳があろうと関係無いの。 物事はきちんとバランスが取れているの。
認められないと思っていたのは 自分が自分を裁くから。自分が他人を裁くから。
認められたいなら、「どんなに頑張っても認められない自分さえも実は認められているという事実」を受け入れること
可愛くなりたいなら、歪な自分を受け入れること
努力していない人を許したいなら、相手に良く思われようと努力するのをやめること
痩せたいなら、太っていることの良さも受け入れること
完璧になりたいなら、どうあがいても不完全な自分を認め 受け入れること
期待に応えない人を許したいなら、自分も期待に応えるのをやめること
そうすることで正義のバランスが取れて
勝手に認められるように
勝手に可愛くなるように
勝手に楽を受け入れられるように
勝手に痩せるように
勝手に完璧になるように(完璧とは、歪(いびつ)さを兼ね備えてこそ 完璧なのだとわかる)
勝手に期待に応えなくても上手くいくように
環境が動いていく。
それこそ、正義の「「物事はしたように成る。プラスのものはプラスに、マイナスのものはマイナスに。」と言う言葉がしっくりくるようになる。
物事ってね、やっぱり自分のやったようになってるんだよ。もしも正義が出たら、そういう感情のバランス・裁くことに対してちょっと想いを馳せてみてくださいね!きっと何か大きなヒントが落ちているはずです。
もしもタロットカードが喋ったらシリーズ
正しい結果をきちんと良い結果に持っていくために、日頃から意識していきましょうね☆
そのほうが気持ちも楽だし、心地良く過ごせるし、良い事だらけです♪
◇【不幸や苦労を終わらせる】 誰にでも出来る!幸運を呼び込む考え方
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