【タロットカードを数字で覚えよう】小アルカナ「9」の意味
「8」でそれぞれのスートの力が強くなると、今度はそれが各個人に反映されるようになります。「9」のカードで着目してほしいのは、全てのカードに「個人」が描かれている所。隠者を筆頭に、ワンド・ソード・カップ・コイン全て、それぞれの人物に力が与えられるのです。
小アルカナ「9」の共通点
「8」でそれぞれのスートの力が強化されると、今度はそれが個人に反映されます。ある意味レベルアップした後・・・のような印象です。大アルカナの隠者も同じで、隠者の場合は「人間が成長した最終形態」というように印象になります。
ですので世俗には興味がなくなったり、「生きるとは何か?」「人生とは何か?」を追求していくのです。日本でいう所の「仙人」のようなものですね。人間としての魂レベルも、隠者までいくとかなり高くなります。つまり、人間力が最高に高まった状態・・・これが大アルカナでいう所の隠者なのです。
そして小アルカナの場合は、それぞれのスートの力が個人レベルで最高に高まります。
・ワンドなら、やる気や目標を叶える力が最高に強まり、目標達成まであと一歩の状態となり
・ソードなら、思考の力が最大に高まってしまう為、考えすぎて眠れなくなり
・カップなら、共感力や心の潤いが最高に高まるため、自信が満ち
・コインなら、物質やお金を得る力が最高に高まるため、様々な物質の恩恵を受ける
というような感じです。
ワンドの9の場合
ワンドの8で見えない力の応援を受け、一斉に物事が動き始めると、あとは目標まであと一歩の状態になります。夢を叶えるために必要なのは、前進する事だけではありません。自分の態勢を整え、準備をすることも大切です。その事を教えてくれるのが、このワンドの9なのです。
ワンドの1~8まで頑張ってきた主人公(ご相談者)は、とても疲弊していたり、負傷していることがほとんどです。ですので、最後のひと踏ん張りをするためにも状況を整えるのです。なのでキーワードでも「準備を整える・戦略を練る・待つ」となります。
同じ失敗はしないように気を付けたり、体力が追い付いていなければ体力回復に励んだり・・・。ドラゴンボールって知っていますか?ドラゴンボールでも、強敵を倒す前は「精神と時の部屋」に入って修行をして最終戦に備えたり、ベジータとタッグを組んでフリーザに臨んだりします。(わかる?)
絶対に目標を達成したいならば、まずは経験から学び、しっかりと態勢を整えてから進むことがとても重要なのです。
ワンドの9が逆位置になると、今度は待ちすぎてチャンスを逃してしまったり、または怖くなって進みだすことが出来なくなります。なので「チャンスを逃す・警戒が強い・受け身」となります。たまに、やっと準備が整って動き出す・・・という事を示していることもありますので、注意してくださいね!
ソードの9の場合
ソードの8で思い込みに縛られたら、今度はとうとう眠れなくなります。これは思考(頭)を使いすぎる人の末路です。「○○になったらどうしよう」「○○に違いない」「あの人、私の事笑った!」「嫌われたかも・・・!」と言うように、他人や過去・未来に思考がワープし、今自分が恵まれているという事に気づいていません。
他人の事や過去・未来の事は、考えても仕方のない事です。分析しようとしてもできない領域なのです。という事は、考えるだけ無駄なのです。でもソードの9の場合は、そういった恐れや不安に支配されてしまいます。なのでキーワードでも「不安症・不眠・鬱・被害妄想」となるのです。
考えたい時や、悲劇のヒロインになりたいときは、しっかりと考えてもOK!心ゆくまで味わいましょう。「考えちゃだめだ!」と自分にNGを出すと、さらに抜け出せなくなることもあるので気を付けて下さいね!
逆位置の場合は、心配は全て杞憂だったことに気づくことが出来たり、現実を直視することが出来るようになります。ですので「悩みから解放される・ポジティブになる」となりますが、思考の泥沼にはまることもありますのでご注意を!
カップの9の場合
カップの8で今までの経験や感動を手放し、次のステージへと進むと・・・そこには幸せな時間が待ち受けています。それがカップの9の状態なのです。今まで手放したと思った経験や感動は、実は全て自分の自信に変わっていたのです。そしてその自信が、さらなる良きことを引き寄せます。だからこのカードはウィッシュカードと言われるんですね。
座っているだけで、様々な喜びや楽しさ嬉しさが降り注ぎます。自分は何があっても大丈夫だと信じることができ、この先も必ずうまくいくと心から思えるでしょう。なので、自然とハッピーな事が起こります。ですのでキーワードでも「自信・喜び・嬉しい知らせ」となるのです。
逆位置の場合は、自分を信じられなくなったり、疑ってしまったりなど、不安や恐れが自分の感情に入り込みます。そのため、ラッキーな状態は変わらないのに自信を無くしてしまったり、または必要以上に神頼みをしてしまうようになるのです。神頼みのし過ぎは「自分は幸せになれないと信じ込んでいる」ことの裏返しなのです。なので逆位置のキーワードは「傲慢・幸運を逃す・傲慢」となるのです。
自信と言うのは、それだけでたくさんの愛や豊かさを運んでくれます。それを表してくれているのがカップの9のカード。このカードが出た時は、絶対に大丈夫なんだと人生を信頼して、さらなる豊かさや感動が自分に降り注いでくる未来をリアルに想像して、心の赴くままに日々を過ごしてみて下さいね!
コインの9の場合
コインの8で自分のスキルを高めたら、今度は地位と名誉や豊かさが主人公(ご相談者)に訪れます。コインの9は「愛人カード」といわれるくらい、豊かさを享受できるカードです。色々な人からお金や物を受け取り、そして自分でも生み出す事ができるのです。
コインの9は軽やかです。家庭やパートナーに縛られることなく、自立をしながら豊かさを循環させることができるのです。ですのでキーワードは「豊かさの到来・女性実業家・援助」となります。
コインの9が逆位置になると、この豊かさを軽やかに受け取ることが出来なくなります。それこそ受け取り拒否をしてしまったり、自分一人で頑張りすぎてしまったりしてしまうのです。なのでキーワードでは「豊かさを受け取れない・能力を活かせない・自信が無い」となるのです。
せっかく持っている能力を活かすためにも、遠慮せずいろいろな応援やフォローを受け取り、そして自らも豊かさを循環させるという事を気を付けることで、どんどん物質的な豊かさが訪れてくれることでしょう。
【タロットカードを数字で覚えよう!】小アルカナ「9」の意味 まとめ
いかがでしたでしょうか?
「9」のカードの場合は、それぞれのカードに描かれている人たちの力が強くなっていき、様々な恩恵にあやかる事が出来たり、思わぬ幸運を引き寄せることもできることを教えてくれます。ソードの9の場合でも、思考の負のスパイラルから抜け出すことで、答えが出ない迷路のような辛さから脱却することもできるのです。ぜひご参考にして、たくさんのご相談者様を励ましてあげて下さいね!
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